とある愛香家の日記

香水に対する偏愛ばかりを書き連ねております

2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

アンジェラ・チャンパーニャ

イタリアの中心部にあるアトリという職人の町で誕生したフレグランスブランド。アトリの町にまつわるストーリーが香りのテーマになっています。100mlのボトルには教会のバラ窓のモチーフが上にくっついていて、とても印象的です。お店の方曰く、香り立ちは強…

escentric molecules

大阪駅直結のグランフロント大阪南館5階にある、blissala(ブリサアラ)というお店でescentric molecules、アンジェラ・チャンパーニャ、パリエーリの3ブランドを試香してきましたので、ご紹介します。なお、blissalaにはアトリエ・コロンとダウン・パフューム…

BAIE ROSE26(LE LABO)

ルラボのシティエクスクルーシブラインのシカゴ限定品。 ベローズとは、フランス語でピンクペッパーのこと。胡椒とは何の関係性もないものの、見た目が似ていてピンクであることから名付けられているそうです。味も胡椒のような辛味があるのだとか。 ★参考:…

CUIR28(LE LABO)

ルラボのシティエクスクルーシブラインのドバイ限定品です。 公式曰く「汗とガソリンいらずのイージーライダー」な、「オリエンタルで中毒性のある終楽章を奏でる香り」とのことで、「最初からクライマックス‼︎」なのかと期待してプッシュしたらいきなりベチ…

ロルフェリン(セルジュ・ルタンス)

ロルフェリン。直訳すれば「みなしご」。 [灰の乙女]その香りは浮遊するベール。父は木で、母は炎。星屑のように優美で純粋。けれどもやがて塵にまみれ、霞んでいく人生の軌跡。それは記憶。儚く繊細だが、しかし完全なもの。 (公式サイトより) ロルフェリ…

POIVRE23(LE LABO)

ポアブル23 はシティエクスクルーシブラインのロンドン限定品。エクストレのパルファムであり、ルラボのペッパー声明文。ここでのペッパーはブルボンペッパーです。 香料は、Cistus、Incence、Pathouli、Gaiac wood、Pepper Bourbon、Australian sandalwood…

ウーロン・アンフィニ(アトリエ・コロン)

筆が進まない作家が、都会から離れ、湖が凍り雪が降るような寒い土地へと執筆のため出かける。温かい暖炉の火、氷の入ったウイスキーグラス。そんな情景。 賦香率15% 【トップ】シチリアのベルガモット、 チュニジアのネロリ、 フリージア 【ミドル】ウーロ…

オーインペリアル(ゲラン)

1853年、ピエール フランソワ・パスカル・ゲランがナポレオン三世の妃ユージェニー皇后に献上し、ゲランが皇室御用達調香師の称号を得るきっかけとなった「オーデコロン イムペリアル」。 香調としてはフローラル・シトラス、香料はベルガモット、ネロリ、プ…

夜間飛行 EDT(ゲラン)

1933年発表。調香師は3代目のジャック・ゲラン。オリエンタルシプレーの名香と言われています。 EDTはビーボトル100mlワンサイズ 昨年の5月の終わり。Twitterのフォロワーさんが「夜間飛行は良い」と呟いていたのを読んで、ゲランのカウンターに立ち寄りまし…

APOM プールファム(メゾン フランシス クルジャン)

APOMはA Part Of Meの略。他の人にも勧めたくなる、自分の一部になるような香り。シロッコの風の息吹、そして地中海沿岸の男性と女性から溢れるセンシュアリティの響きー だそうです。 香料:オレンジブロッサム、イランイラン、シダーウッド香調:パウダリー …

タンブクトゥ(ラルチザン パフューム)

西アフリカのマリに伝わる“恋人を虜にする香料”からインスパイアされた香り。アフリカ原産の香料、トロピカルフラワー(カロカロンデ)やパピルスウッドが使われています。 名前はマリ共和国内のニジェール川の中流域、川の湾曲部に位置する砂漠の民トゥアレグ…

ミュール エ ムスク エクストリーム(ラルチザン パフューム)

1978年、ラルチザンパフュームはミュールエムスク(EDT)を発表。その後1993年に、ミュールエムスク エクストリーム(EDP)が発表されました。 同じ名前はついていても、単に濃度が違うだけではなく、香料がかなり異なり、また調香師も違っています。 EDT: フレ…

アンボワバニール(セルジュ・ルタンス)

「バニラの木」 私の人生で出会った中で一番お洒落な中年の男性が、「冬はルタンスのアンボワバニールをつける」とおっしゃっていました。 丸眼鏡、モードなヘアスタイル、チェックのブレザー、そして腕につけた趣味の良い時計。マスキュリンな香りを選ばず…

AMBRETTE9(LE LABO)

自然界に存在する植物性ムスク、アンブレットグレインがメインの香り。 「ママとベイビーへのスペシャルなフレグランス。」 これは各都市限定シティエクスクルーシブではなく通常ラインでの取り扱いです。 林檎と洋梨(どちらも実ではなく皮)の匂いが広がり、…

アビルージュ EDT(ゲラン)

1965年発表。 世界初の男性向けオリエンタルフレグランス。4代目調香師、ジャン・ポール・ゲランは乗馬が好きだったといいます。アビルージュとは騎手が纏う赤いジャケットを意味するそうです。馬術の優美さに捧げられた香り。 まずギュッとシトラスが弾けま…

MUSC25(LE LABO)

ルラボは2006年創業のニューヨークのメゾンで、このブログ記事を書くためにどんな来歴があるのか調べようとしたところ、公式サイトのABOUT USを読んでも「創業者について語ることは何もない、あるのはただルラボという名前だけ」と潔く書いてあります。 その…

モン ゲラン(ゲラン)

アンジェリーナ・ジョリーにインスパイアされた香り、モン ゲラン(私のゲラン)。アンジーのお母様がゲラン好きというご縁で今回の話が出てきたそう。ちなみに、今回得た収入は全て寄付したのだとか。 実は私は女優としてのアンジーは全く知らなくて、UNHCR(…

アラビ(セルジュ・ルタンス)

セルジュ・ルタンスは2018年3月20日にボトルと価格を改定、さらに10種類もの香水を廃盤にすることが発表されました。このアラビも廃盤になります。 夢の国アラビア。太陽、豊饒、神秘。 熟した果実、スパイス、木々は常に太陽に照らされ、 次第に乾いて甘く…

Arpège(LANVIN)

1927年発表。Jeanne Lanvinが娘の誕生日にと、André Fraysse(ランバン初期の香りを担当)に調香を依頼し、ポール・ヴァシェ(ルガリオンの人でしょうか)の助けを得て完成した香りがArpège(アルページュ)です。 1993年にHubert Fraysseにより調香変更が行われ、…