とある愛香家の日記

香水に対する偏愛ばかりを書き連ねております

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

Fatih Sultan Mehmed(Fort & Manlé)

Fort & Manléはオーナー調香師Rasei Fortによるメルボルンのブランド。Raseiは独学で調香を学んだトルコ系の人。自身のルーツに基づく作品を多く作っており、Fatih Sultan Mehmedもそのひとつです。Manléはブランド初期の頃スケッチを描いてデザインをしてい…

ROSE31(LE LABO)

女性のシンボルとされるグラースの薔薇を男女関係なく纏えるフレグランスに、というのがコンセプト。男性にも、薔薇を。使われているのはセンティフォリアローズだそうです。 最初は思いっきりクミンが前に出ます。えっ、カ、カレー⁈⁈と思いきや、割りとすぐ…

EN PASSANT(FREDERIC MALLE)

オリヴィア・ジャコベッティ作。意味は「通りすがりに」。春、女性達がコットンのドレスに身を包み、陽に当たり肌を温めると、田舎にライラックの匂いでいっぱいの優しい風が吹く。 White lilac accord, Petit grain, Cucumber, Wheat absolute, White musk,…

B683(MARC-ANTOINE BARROIS)

フランスのクチュリエから出ている香水です。 B683は2人の若いデザイナーが出会った結果作られました。一人はクチュリエ、一人は調香師。彼らの子供時代の思い出が二人の距離を近づけました。エレガントなアタッシュケースや無傷のデスクブロッター(上に大判…

FILLE EN AIGUILLES(Serge Lutens)

日本語での名前は「松林の少女」。以前は50mlが13,000円ほどで買えたそうですが、現在は通常ラインから外れ、高級ラインGRATTE-CIELのひとつとして復活、しかし100ml290ユーロとはこれいかに。 「松葉。樹脂、陽の光、蝉と背の高い松の木々の陰。松葉が足を…

Erawan(Parfums Dusita)

2018年発表。 「Erawanはゾウの神様の名前。そしてタイにある滝の名前でもある。私は調香する時に、ゾウが熱帯雨林へ、滝へ向かって歩いていくのを想像します。」(ピサラ・ウマヴィジャニ) 昨年の夏、最初につけた時はトップノートにびっくりしました。え、…

Vaara(PENHALIGON’S)

2013年発表。 日中が50度を超えるジョードプルの街。そこでは家々が涼しさを演出するため多くの家が壁を青く塗っており、ブルーシティと呼ばれています。そこにはインド最後のマハラジャ、ウメイド・ガジ・シン2世が暮らしていて、ペンハリガンが彼のために…

Patagonia, Ett Hem(fueguia1833)

フエギア1833のパタゴニアとエットヘムを購入しました。 太古の森を恐竜が歩いている、というのがパタゴニアのイメージ。G20の際、ファーストレディからのオーダーがあり作ったものを調香師が気に入り、通常販売したもの。 KEY NOTE: 1.Austrocedrus 2.Arauc…