とある愛香家の日記

香水に対する偏愛ばかりを書き連ねております

オーインペリアル(ゲラン)

1853年、ピエール フランソワ・パスカル・ゲランがナポレオン三世の妃ユージェニー皇后に献上し、ゲランが皇室御用達調香師の称号を得るきっかけとなった「オーデコロン イムペリアル」。

 

香調としてはフローラル・シトラス、香料はベルガモットネロリ、プチグレイン。

 

「ラベルには、ナポレオンが選んだと言われる鷹と王冠、笏の紋章が描かれ、ボトルには、皇帝の紋章であり、ゲランのシンボルである蜂が69匹あしらわれています。」(公式サイトより)

※ビーボトルについてはお手数ながら拙ブログの夜間飛行の記事をご覧ください。

http://heleninthegarden.hatenablog.jp/entry/2018/01/22/084450

このビーボトルのデザインは他のフレグランスにも使われ、最近のゲランイチオシなのか、それぞれボトルのデザインが異なっていたイディールやサムサラ、ランスタン・ド・ゲラン、シャンゼリゼ(いずれもEDP,EDT)も全てビーボトルに統一。BAさん曰く「本国は皇室と関わりのあるビーボトルを推したいらしい」とのことですが、ある意味それぞれの個性を消した形となり、一部ファンからは「改悪」だと言われています。(「コスト削減だろうか、価格据え置きのための企業努力なのかな」と思っていたら2018年2月7日値上げが来ました)

 

閑話休題、香りとしては開示されている通りで、ベルガモットとプチグレインをネロリがやわらかくまとめています。コロンであるため持続時間は短くすぐに消えるので、おでかけに纏うというよりは、家でリフレッシュのためにつけるものなのだと思います。お風呂上がりのホカホカの身体にバシャバシャつけると良さそうです。