とある愛香家の日記

香水に対する偏愛ばかりを書き連ねております

FILLE EN AIGUILLES(Serge Lutens)

日本語での名前は「松林の少女」。以前は50mlが13,000円ほどで買えたそうですが、現在は通常ラインから外れ、高級ラインGRATTE-CIELのひとつとして復活、しかし100ml290ユーロとはこれいかに。

 

「松葉。樹脂、陽の光、蝉と背の高い松の木々の陰。松葉が足をチクチク刺すけど、浜辺の松林は素晴らしいものだ!」(英語サイトより)

 

使われているのは松葉、樹液、香油、ベチバー、ローレル。

松の清々しい香りに、樹液を思わせるシロップのようなさらりとした甘さ。ローレルが入っていると知り、それも清涼感の正体かと納得しています。

リラックス効果が高く、精神の鎮静作用がある香りです。お出かけに使っても良いけど、個人的には家で内省する時間につけたい。液体の色がとても濃い(焦げ茶)ので、真っ黒な服を着て、ダークなルタンスの世界に浸りたいと思います。