とある愛香家の日記

香水に対する偏愛ばかりを書き連ねております

ROSE31(LE LABO)

女性のシンボルとされるグラースの薔薇を男女関係なく纏えるフレグランスに、というのがコンセプト。男性にも、薔薇を。使われているのはセンティフォリアローズだそうです。

 

最初は思いっきりクミンが前に出ます。えっ、カ、カレー⁈⁈と思いきや、割りとすぐにクミンは後ろに下がります。スパイシーでウッディなローズ。甘みはありません。私の肌だとローズはツンツンと酸っぱくシャープに香りがちなのですが、このローズは尖りすぎることなく香ってくれます。瑞々しい生の薔薇というよりはドライフラワーのイメージが近いかもしれません。乳香とスパイスが使われていますが、オリエンタルな印象は受けず、一言で言えば、「お洒落」。アンバー、シダー、ガイアックウッド、さらにシスタス、全てがちょうどよくブレンドされています。やがて体感的にはローズ5割(ただし花だけでなく土も含む)、スパイシー・ウッディ5割の滑らかで穏やかな香りに落ち着きます。

ローズの香りが気になるけど、フェミニティを前面に押し出してくるやつは好きじゃない、もっとかっこいいローズはないのか…?とお探しの方にトライしていただきたい一本です。