ミュール エ ムスク(ラルチザン パフューム)
「ムスクってどんな香りなんだろう?」
フレグランスを嗅ぎ始めてからの疑問でした。
これまでブログに書いてきたのは何なんだ、という話ですが…特に最後の方に感じる、もわっとした柔らかい香りかな?とわかったつもりで(笑)書いていました。
フレグランスのラストノートに用いられることが非常に多いムスク。かなりの割合で入っている気がします。
ムスクは麝香(ジャコウ)とも呼ばれ、もともとオスのジャコウジカの分泌質から取られる香料です。現在はシカの保護のためほとんどが合成香料であると聞きます。
石鹸の匂いは「ムスク+フローラル(薔薇など)」なのだそうです。であれば、石鹸のような匂いなのでしょうか。
そんな疑問を持ちながら、ラルチザン パフュームのベストセラーの香り、ミュール エ ムスク(黒いちごとムスク)を嗅いでみました。
フレグランスファミリー :フレッシュ
(フレッシュ フルーティ ムスキー)
ヘッドノート : レモン、オレンジ、バジル、ラベンダー
ハートノート : ブラックベリー、ジャスミン
ベースノート : ムスク、パチュリ、オークモス
調香師 : ジャン・ラポルト
「ラルチザンと言えばこの香りと言われている」と店員さんに紹介していただきました。
いただいたパンフレットにも、まるまる1ページが割かれており、ブランドにとって特別な存在であることがうかがえます。
公式によれば、「まるで晴れた日にブラックベリー摘みをした思い出のような香り」とのことです。
トップはかなりジューシー。「柑橘系~!」というほどではないのですが、レモンやオレンジが楽しく踊ります。そこにベリーのような、これもジューシーな香りが加わってきます。これがおそらく黒いちごなのでしょう。
とはいえ、私はあまり黒いちごになじみがありません。
香料にブラックベリーとあるけど、どんなものなんだろう?
調べてみました。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%99%E3%83%AA%E3%83%BC
「クロイチゴ、ブラックラズベリーはいずれもラズベリーであり、(広義でも)ブラックベリーには含まれない」
…和訳〜〜!
google翻訳でmureを引いてみてもBlackBerryと出てきます。
…和訳〜〜!(しつこい
しばらくすると、ベリーの前に、もわっとした柔らかい匂いが出てきます。これがきっと、ムスクなのでしょう。
このフレグランスのおかげで、「ムスクってだいたいこんな匂いなんだな」というのがわかりました。
ちなみに、「ミュール エ ムスク エクストリーム」という香りも別に存在し、公式曰く「『ミュール エ ムスク オードトワレ』のブラックベリーのノートに、カシスのフルーティで深い香りをブレンド」したもの、とのことです。
だいぶ香料が異なるので、備忘録がてら書いておきます。
フレグランスファミリー :フレッシュ
(フルーティー ムスキー)
ヘッドノート :ベルガモット、カシスのつぼみ、プチグレン
ハートノート : ブラックベリー、レッドベリー、オレンジブロッサム
ベースノート : ムスク、パチュリ、オークモス
調香師 :カリーヌ・ドゥブルイユ
こちらもいつか試香したいものです!