SHEIDUNA(puredistance)

日本人のブロガーTanuさんのブログ(La Perfumerie Tanu)を読み、むくむくと興味が湧き、何度もSHEIDUNAの記事を読んではどんな香りだろうかと想像を膨らまし、折しも期間限定でTanuさんのオンラインショップで取り扱われているということで…注文してしまいました。
Tanuさんの記事
オンラインショップ
各種類2mlずつ入ったサンプルセットもあります。
※puredistanceのオンラインショップでも買えるようです。
 
こんなに豪華な箱に入っているものは見たことがありません。社員がリボンを結んでおり、結び目を見ただけで誰の手によるものかがわかるそうです。

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17.5mlサイズのボトルは試験管のような形です(もうそのようにしか見えない…)
 
puredistanceはオランダのメゾンで2007年創業、パルファムしか作らないという気骨あるメーカーです。作る香りは概して賦香率が高く、これに関して言えば27%!中には38%(!!)のものもあり、一般には15%を超えるものがパルファムと呼ばれるので、いかに贅沢かがわかります。
 
香料は、レモン、タンジェリン、ブラックカラント、アルデヒドブルガリアンローズエッセンス、ゼラニウムクローブ、ベチバー、パチュリ、アンバーウッディ、インセンス、ベンゾイン、ミルラ、トンカビーン、バニラポッド、ムスクとなっています。
(puredistanceの公式サイトより)
調香師はパリ在住のセシル・ザロキアンです。
夕暮れ時、金色に輝く砂丘がどこまでも広がっている風景からインスパイアされています。
 
私の印象としてはローズがメインとなって香ります。しかし清楚で清潔なソーピーな感じでも、お色気ムンムンな感じでもなく、アンバーもメインとなって香るためか、ひたすら親切な年上のお姉さんのような香りがします。色で言えばアンバーブラウン。黒髪で睫毛が長くて伏し目がち、褐色の滑らかな肌の美人です。
 
ローズが苦手、アルデヒドも苦手と思い込んでいる私がひと吹きしただけで恋に落ちました。(親切な年上のお姉さん大好き)
フルーティーと言うわけでもないのですが、私は何故か桃を思い出します。
 

オリエンタルセンシュアリティとパリジャンエレガンスの融合とありますが、そこまでスパイスや、バニラなどの甘みが強くないためか、それとも私自身が中東に行ったことがないためか、あまりスーク(市場)に迷い込んだような感覚は抱けず、どちらかといえばヨーロッパのイメージを強く持ちます。しかしルタンスのようなフランスのエスプリずどーんだったり、ディプティックのような小洒落た世界というよりは、どこか親しみやすいところがあり、親切な年上の友人に対するような気持ちが抱ける、そんなフレグランスになっています。単にヨーロッパ的なものだけで出来上がっている香りではないこと、そしてボトルが試験管のような形であることも、親しみやすさの一因のような気がします。

 
なお、身体に直接プッシュするとものすごく良く香るので、ウエストの前にシュッとプッシュして霧の中をくぐり抜けるような形で使いたいと思っています。LPTさんのショップで大きめのムエットと、それを入れるOPP保管袋も購入したので、身体につけられない時はムエットを持ち運ぶ予定です。
 
お姉さん、これからよろしくお願いします。

ハカランダ(fueguia1833)

最後はハカランダ(Jacaranda)です。2017年9月、オイル(15ml)とパルファン(100ml)を購入。
 
100mlのものは木の箱に入っています。

 

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家の中でギターを弾いていて、窓の外にハカランダの木が見えている…そんな情景です。赤い液体のウッディな香りです。
 
今回、フエギアの「香りのプロファイリング」というものを受けてみました。店員さんからの好きな食べ物などの質問に答えていき、香水の名前も、香料も明かされないまっさらな状態で、自分にとってのベストな一本を選んでいくサービスです。カウンセリング料は無料ですが、最後に残った一本は購入する必要があります。事前予約が必要で、基本的に平日しかやっておらず、またやっていない時期もあるそうなので、まずはお店にご相談されてはと思います。
 
…もう、言葉にならない体験でした。いや、言葉で「何をやったのか」は説明できるのですが、これ以上書くと皆様の楽しみがなくなってしまうので止めておきます。ひとつだけお店にリクエストしたのは、「とてもパーソナルな、お守りのような香りが欲しい」ということでした。特別な一本を選べたと思います。
 
オイルかパルファン(ハカランダはトワレがない)を選ぶ段階で、両方試してみました。
 
フエギアのオイルはアルコールが使われていないため拡散せず超接近戦で、手の甲につけたのち、それを首筋に撫でてつけます。自分の手の甲につけたものが嗅ぎとれないぐらい、パーソナル。自分だけにしか香りがわかりません。私は常々「香水は大好きだけど他の人にアピールはしなくて良い、自分にしか香らないものはないものか」と思っていたので、これはぴったりでした。
 
オイルは買おう、でも全身にこの香りを纏い、包まれたい時もある。外に出る時に、お守りのように。
ということで、いつの間にかパルファンも購入する決心ができていました。
このハカランダは調香師のジュリアン曰く、「ウィスキーのようで、時間とともに熟成していく。まるで日本の響のよう」なのだそうで(日本のウィスキーを知っていらっしゃるなんて嬉しいですね!)、「劣化は気にしなくてよい、この先30年間は付き合える。ロットが変われば香りも変わってしまい、この香りを買えるのは『今』しかない。しかも今後大幅な値上げ(一気に5000円ぐらい上がる)が控えている」という店員さんの言葉で、100mlを購入しました。
この一期一会感がフエギアの特徴であり、良く言えば「その時にしか買えない奇跡の出会い」となりますし、逆に、人によっては「欲しい香りは常に売られていて欲しいのに…」と思うかもしれません。私はそんなに香水を消費するスピードが早くないので一期一会が合っていると感じますが、「自分にとって何十年もリピートしながら使い続ける、定番の一本」が欲しい方にとってはデメリットかもしれません。ゲランやシャネルのような、「手を伸ばせばいつでもそこにあること」の尊さを感じました。
 
で、メインの香料はというと。

日本語版公式サイトに書いてある香料(2016年のエディション)は1.Bergamot, 2.Cedar Moss, 3.Patchouliのシプレノートとなっていますが、2017年9月22日時点で英語版サイトを見ると1.Rosewood, 2.Mahogany, 3.SpruceのWoody Dryノートとなっており、店員さんも「ローズウッドが使われている」とおっしゃっていたので、おそらく英語版サイトの方が最新の情報であると思います。

フエギアはロットごとに香りが違い、それはその時収穫できる香料の量にもよるようなのですが、そもそもメインとなる3つの香料が変わることもあり(エロヒオデラソンブラなど)、おそらくハカランダについても2016年版と2017年版とでは大きく香料変更があったものと思われます。
 
30年後…私は60手前になっています。子どもはいるのか。孫はいるのか。今の職場で勤め上げるのか。転職しているのか。何かの事情で仕事を辞めているだろうか。
そして考えたのは、どんな状況でも、ハカランダに限らず、「その時までずっと側に香りがあったらいいな」と言うことでした。そしてその時までに、ハカランダがずっと側にいてくれたら。時には離れ、そしてまた出会う、友人のような存在であったなら。
この香りとの出会いは、今まで考えてもみなかった、30年後の未来を思うきっかけとなりました。
 
色々と書いてきましたが、フエギアはまさしく「沼」で、お店に行くと予期せぬ出費をする可能性がありますので、散財する覚悟で行かれるのが良いかと思います。こちらからは以上です。

ビブリオテッカデバベルとラホベンノーチェ(fueguia1833)

次に、ビブリオテッカデバベルとラホベンノーチェについてご紹介します。2017年7月購入。

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どちらもアルゼンチンの作家、ボルヘスの作品からインスピレーションを受けています。フエギアには文学作品にインスピレーションを受けて作られたものが多くありますが、その中でも特にボルヘスの作品が多いと感じます。

 
まずビブリオテッカデバベル(Biblioteca  de Babel)から。
ボルヘスの作品にある、全宇宙の書籍を納めている無限の図書館。誤植や落丁なども保存。
古書を開いた時のような、革表紙や紙、インクを思わせる香り、と公式にはありますが、私はレザーノートというよりも、特に糊の匂いを感じます。
日本語版香料は1.Cedar(英語版サイトではAustrocederusの記載), 2.Cabreuva, 3.Cinnamonとなっています。カクタスアスールとダーウィンにもシダーウッドは入っており、どこか無意識のうちに求めているんですかね…。
 
ラホベンノーチェ(La Joven Noche)はボルヘスの同名の詩からインスピレーションを受けています。闇の中、庭で行われるサルベーションの儀式。浄化されて迎える朝。香料は1.Mysore Sandalwood, 2.Nuevo Celdonia Sandalwood, 3.Spicatum Sandalwoodとなっており、白檀づくしのクリーミーな香りとなっています。「まるで羽毛のような香り」と店長さんから説明された通り、羽毛にくるまれているような気持ちになります。
 
トワレかパルファンかを選ぶ時、「冬に、温かくくるまれるような香りをください」と相談し、「パルファンの方が内にこもる感じがします。ちなみに、同じ香料(オイル)から取っているため、調香が全く違うことはありません」と説明され、秋冬向けということで、清涼感よりは内にこもるような香りが欲しいと思い、どちらもパルファンにしました。(当然、パルファンの方が高いです…)
持続時間はトワレが3時間、パルファンが6時間だそうです。
 
このラホベンノーチェ、お店でつけた時はわからなかったのですが、家に帰ってつけてみるとかなり強く感じ(バベルはまだつけやすい)、お店の人に電話で相談したところ、①ウエストの前にプッシュして、霧の中をくぐるようにするか、②鼻から遠い膝の裏につけるか を勧められました。
トワレの方が控えめに香るように感じたので、パルファンの方がずっと強いのではないか、とお聞きしたら、「どちらが強いということはなく、つける人による。中にはトワレの方が清涼感が出て強く香る人もいる。」とのことだったので、私の肌ではパルファンの方が強く出るということなのでしょう。ご相談した夏は一年の中でも香りを強く感じる時期なのだそうで、寒くなったらまた違うと思います、とのことでした。(今回9月に再訪した時も、「ラホベンノーチェは夏になると強く出る。冬はもっとクリーミーになるから、使いづらいと感じたら冬にまた使ってみてください」と言われました。そしてどの香りを強く感じるかもその人の鼻によるようで、「この香りは強い」とか「弱い」とかは言えないようです)
 
どちらも真冬にウールのコートに合わせたい香りです。冬が来るのがちょっとだけ楽しみになりました。

fueguia1833の世界観とCactus Azul&Darwinの物語

フエギアの香りの世界観と、購入した香りのバックグラウンドを書いてみます。

 
以前にもご紹介しましたが、fueguia1833はアルゼンチンのメゾン。
調香師はジュリアン・ベデルで、詩やタンゴ、パタゴニアの自然、歴史、文化、人物からインスピレーションを受けた香りを製造しています。数世紀前の南米とヨーロッパの出会いである、チャールズ・ダーウィンの航海に想いを馳せて誕生。名前は航海に同行した少女の名前と、彼らが南米を再訪した1833年に由来します。
 
私が持っているのは、カクタスアスール、ダーウィン、ビブリオテッカデバベル、ラホベンノーチェ、ハカランダ(←New!)です。
いつの間にかこんなに増えてしまいました。
日本には東京のグランハイアットにしか店舗がなく、関西では一度京都でポップアップがありましたが、とにかく地方在住者にとっては「今手に入れなければ次はいつ手に入れられるんだろう…」とついつい買ってしまう、そんなメゾンとなっています。東京も地方在住者も沼にずぶずふ沈んでいる人多数。
特徴的なのは、香りを選ぶ際、ムエットではなく香りを吹き付けたフラスコから嗅ぐこと。ムエットとは異なる香り方をするのはもちろん、店員さんにいちいちムエットに吹き付けてもらう必要がなく、様々な香りを次々に手にとって試せるという良さもあります。
 
フエギアの香りを言葉で表現するのは難しいです。というのも、香料はひとつの香水につき基本3つしか明かされておらず、また香りもトップ、ミドル、ラストと変わっていくというよりは、和音のように香料が響きあうような作りになっているので、「ここではこの香りが出てきて、次にこうなって…」という説明がしづらいのです。
必要なのは、とにかく嗅いでみること。未だ経験したことの無い香りに脳が驚きます。
 
さて、まずは以前にもご紹介したカクタスアスールとダーウィンから。どちらもトワレです。2017年6月、京都のポップアップストアにて購入。よって香りのバックグラウンドなどについて、フエギアの店員さんの説明は受けられませんでした(そのセレクトショップの店員さんからは、主要な3つの香料を教えてもらいました)。
 
カクタスアスールは、隣国ウルグアイの海辺の情景がテーマとなっています。ウルグアイはアルゼンチンの多くの人がヴァカンスを過ごす場所なのだそうで、ジュリアンも海辺に別荘を持っています。別荘の写真はジュリアンのInstagramで見ることができます。
別荘からは海が見えて、サボテンの花も咲いていて、草原からはミントの香りがする…そんな光景です。

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香料はハイノート、ミディアムノート、ローノートの順に、1.Cactus Flower 2.Cedar Wood 3.Nanah mintとなっています。
ハイノートは最も長く残り、美しい余韻を残すもの。ミディアムノートは香りに個性を与え、その香水のテーマを表現するもの。ローノートは、つけた瞬間の香りで、第一印象を左右します。
海辺の情景だから、マリンノートが使われているのではないか?実はソルティーなのではないか?と聞いてみたら、マリンノートは合成香料であり、全て天然香料で作っているフエギアでは使っていないとのことでした。
 
ダーウィンは進化論で有名な人物で、彼の航海がテーマとなっており、その船室の香りをイメージしたものとなっています。大海原を航海していくような広がりのある香りであり、私は本を読む時につけたくなります。知の海に漕ぎ出せるような気になるのです。

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香料は1.Cedar, 2.Vetiverm, 3.Grapefruitとなっています。こちらも、マリンノートは使われていません。
 
ちなみに、カクタスアスールもダーウィンも夏の方がウッディノートが強く出るとのことですので、ご参考まで。
 
次の記事にて、ビブリオテッカデバベルとラホベンノーチェをご紹介します。

ヴィトリオールドゥイエ(セルジュ・ルタンス)

Twitterのフォロワーさんのご厚意で我が家にお迎えしました。「最高級のカーネーション」です。

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直訳だと「硫酸のカーネーション」という意味のようです。もっと辛辣なイメージなのでしょうか。
香料はカイエンペッパー、クローブカーネーション、ウォールフラワー(ニオイアラセイトウ)。
 
最初は特徴的な酸味がスパイスとともに立ち上がり、やがて甘みが出てきます。上品で紳士な、冷たいフローラルです。
 
日本語版サイトには、英国紳士、とりわけ19世紀のダンディズムのイメージとあります。
紳士が一輪の白いカーネーションをシルクの上着の襟元のボタンホールに刺している…そんな情景です。
 
一方、英語版サイトを見るとジキル博士が出てきます。ルタンスは日本語版サイトと英語版サイトとでかなり雰囲気が異なり、後者の方が何故かテンションが高いです。
 
「何ですか、ジキル博士?」
「よくお聞き、全部教えてあげよう。カーネーションと十分な量のカイエンペッパーを用意するんだ。クローブの爪を使ってしっかりと中心に置く。最後に暴力を振るう前に、ニオイアラセイトウで少しパンチを効かせるんだ。」
 
Violenceを暴力と訳していいのかわかりませんが、大意はこんな感じです。
 
私はフローラルがあまり得意ではないのですが(店頭で試しても強く惹かれるものが少ないです)、こちらはフローラルによくあるような華やかさはなく、あくまで上品に冷たく香り、とても惹かれます。
 
こんな素敵な最高級のカーネーションですが、廃盤になるという記事がネットに書かれています。しかも廃盤になるのはこれだけではなく、10種類もあるというのです。
 
廃盤になるのは次の10種類。
アラビ
バドゥソワ
サマジェステラローズ
ラニュイ
グリクレール
ジュドポー
ダンブロン
シダー
セルジュノワール
フィーユアンエギュイユ
ヴィトリオールドゥイエ←最高級のカーネーション
 
Twitterでの私のフォロワーさんの間には衝撃が走り、特にアラニュイ(ジャスミンの香り)の廃盤はショッキングなものでした。
公式サイトでの通知ではないため、確かな情報とは言えないのですが、それでもびっくりしてしまいます。
 
ご縁で出会うことができたこの香り。大切に使いたいと思います。

SUMMER SALE

服を買いに行った。

夏のセールに惹かれて街に出ると、もうセールは終わりかけだった。聞くと7月から始まり、お盆までは商品を置いているがどんどん売れて少なくなっていくとのこと。

 

晩夏、という言葉がある。8月も始まったばかりだよ、まだまだ夏本番じゃないか、9月の残暑もあるし、と思っていたが、調べてみると「晩夏」は8月7日から20日頃。その頃が立秋で、それを過ぎた8月7日から9月8日頃はすでに残暑なのだそうだ。暦の上ではすでに夏は終わりに近づいている(もしくは終わっている)。

 

いつものお店に行く。そこは自社で工場を持っていて、主な商品はメイドインジャパンだ。一部委託生産をしているものもある。

社会人になってから6年半、少しずつ買っていき、今ではワードローブのかなりの割合を占めるようになった。ジーンズ・ワーク・ミリタリー・ドレスの新しい価値を表現するというのがコンセプト。デザインも素敵だが服自体も丈夫で、何年も着られるから必然的にワードローブの中で生き残ることになる。デザインは特に細部の作り込みが秀逸で、着ているだけで嬉しくなってくるほど。お値段も決して安くはないけれど、活用頻度が高く長持ちするのでコスパが悪い訳ではない。

 

Online Storeであらかじめ下見をしておいて、気になるものは品番を伝え、取り出してきてもらう。そしてその場で気になったものは秋冬の新作も含め全て試した。

夏向けのストライプのVネックのノースリーブと、ブルーが綺麗で横にスリットが開きリボンが付いているものと。リボンがあるが甘過ぎず、どこかハードな雰囲気がある。

秋冬向けは2つ。

ショップの店員さんがオーバーサイズのストライプシャツをとても素敵に着ていて、最高に垢抜けていたので自分も試してみたが上手く着こなせなかった。上級者向けだったのかな。サッシュベルトがついていて、工夫次第でどんな着方もできるようだった。

ベージュのポンチョもトライしてみた。ものすごく丈が長くて、特に後ろ側がとても長いのでこなれて見える。ありがちなポンチョデザインではない。

 

脳内会議の結果購入したのは3着。

そのうち2着は色違いで、オンオフ兼用できるもの。私の職場はオフィスカジュアルであれば何でもいいので選んだ。昨年の秋冬シーズンの残り物だったようで、色・素材ともに秋冬向け。ひとつはマスタードイエロー、もうひとつはライトグレー。わりとベーシックな形だがやはり細部が美しい。肌触りが良く、しかも毛玉になりにくい素材。秋冬に職場に着ていく服が皆無なので、これは「必要なもの」と脳内で判断された。

 

もう1着は完全にカジュアル。ラズベリー色のノースリーブで、布の使い方が面白くて立体的なデザインになっている。前からだけでなく横から見た時のシルエットが途方もなく美しい。驚きの一枚。

普段ノースリーブは全く着ないのだが、これは着てみたいと思った。

二の腕の太さは気になると言えば気になるのだが、自信がないとばかりに隠そうとしなくても良い気がした。海外の人はどんな体型の人でもナチュラルにノースリーブを着こなしていて、それがとても美しいというイメージだし(偏見)。わりと首がつまっているデザインなので、露出度が高すぎるということもなさそうだ。

 

美しい紙袋に美しいゴールドのシール。充実感を持って店を出た。

ミュール エ ムスク(ラルチザン パフューム)

「ムスクってどんな香りなんだろう?」

フレグランスを嗅ぎ始めてからの疑問でした。

これまでブログに書いてきたのは何なんだ、という話ですが…特に最後の方に感じる、もわっとした柔らかい香りかな?とわかったつもりで(笑)書いていました。

 

フレグランスのラストノートに用いられることが非常に多いムスク。かなりの割合で入っている気がします。

ムスクは麝香(ジャコウ)とも呼ばれ、もともとオスのジャコウジカの分泌質から取られる香料です。現在はシカの保護のためほとんどが合成香料であると聞きます。

石鹸の匂いは「ムスク+フローラル(薔薇など)」なのだそうです。であれば、石鹸のような匂いなのでしょうか。

 

そんな疑問を持ちながら、ラルチザン パフュームのベストセラーの香り、ミュール エ ムスク(黒いちごとムスク)を嗅いでみました。

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フレグランスファミリー :フレッシュ
(フレッシュ フルーティ ムスキー)
ヘッドノート : レモン、オレンジ、バジル、ラベンダー
ハートノート : ブラックベリージャスミン
ベースノート : ムスク、パチュリ、オークモス
調香師 : ジャン・ラポルト

 

「ラルチザンと言えばこの香りと言われている」と店員さんに紹介していただきました。
いただいたパンフレットにも、まるまる1ページが割かれており、ブランドにとって特別な存在であることがうかがえます。
公式によれば、「まるで晴れた日にブラックベリー摘みをした思い出のような香り」とのことです。

トップはかなりジューシー。「柑橘系~!」というほどではないのですが、レモンやオレンジが楽しく踊ります。そこにベリーのような、これもジューシーな香りが加わってきます。これがおそらく黒いちごなのでしょう。


とはいえ、私はあまり黒いちごになじみがありません。

香料にブラックベリーとあるけど、どんなものなんだろう?

調べてみました。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%99%E3%83%AA%E3%83%BC

クロイチゴブラックラズベリー英語版はいずれもラズベリーであり、(広義でも)ブラックベリーには含まれない」

…和訳〜〜!

google翻訳でmureを引いてみてもBlackBerryと出てきます。

…和訳〜〜!(しつこい


しばらくすると、ベリーの前に、もわっとした柔らかい匂いが出てきます。これがきっと、ムスクなのでしょう。


このフレグランスのおかげで、「ムスクってだいたいこんな匂いなんだな」というのがわかりました。

 

ちなみに、「ミュール エ ムスク エクストリーム」という香りも別に存在し、公式曰く「『ミュール エ ムスク オードトワレ』のブラックベリーのノートに、カシスのフルーティで深い香りをブレンド」したもの、とのことです。

だいぶ香料が異なるので、備忘録がてら書いておきます。

フレグランスファミリー :フレッシュ
(フルーティー ムスキー)
ヘッドノート :ベルガモット、カシスのつぼみ、プチグレン
ハートノート : ブラックベリー、レッドベリー、オレンジブロッサム
ベースノート : ムスク、パチュリ、オークモス
調香師 :カリーヌ・ドゥブルイユ

こちらもいつか試香したいものです!