とある愛香家の日記

香水に対する偏愛ばかりを書き連ねております

escentric molecules

大阪駅直結のグランフロント大阪南館5階にある、blissala(ブリサアラ)というお店でescentric molecules、アンジェラ・チャンパーニャ、パリエーリの3ブランドを試香してきましたので、ご紹介します。なお、blissalaにはアトリエ・コロンとダウン・パフュームも置いてあり、ニッチフレグランスにご興味のある方には堪らないお店だと思います。

ムエットもひとつずつ専用のムエット袋(封がしてもらえる!)に入れ、さらにメゾンごとに大きめの袋に入れてくださるなど、フレグランス好きが歓喜するような対応をしていただきました。

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escentric moleculesはイギリスで立ち上げられたブランド。アンチ・フレグランスを掲げています。調香師自身はドイツ出身です。

フレグランス業界で長い実績を持つベルリン出身の調香師ゲザ・ショーエンは、今回は、フレグランスの作り方やマーケティング方法に、敢えて挑発的な姿勢を 望んだ。彼は、全てのプロセスの神秘を解くことに熱中していた。彼の提案は、2つの香りの同時発売することであった。1つは、異なった香料が香り立つ合成 香料、つまり多くの人々がフレグランスの概念として理解しているものである。もう1つは、一種類の香り、モレキュールの香りに敬意を示したものである。こ れは、合成された香りによって個性を決定するものである。

(公式サイトより)

ABOUT - Escentric Molecules 【エセントリック・モレキュールズ】


ボトルも近未来的なデザインとなっており、見た目からもその哲学が感じられます。

並行輸入品ですがこんな感じ

 

通常ラインの値段は100ml¥17,000,30ml¥12,000、30mlリフィル¥8,000(税抜)。The Beautiful Mind Seriesは100mlワンサイズで¥25,000(税抜)です。

以下、トップ:T:、ハート:H、ベース:Bと記載しています。

 

<通常ライン>

◆molecule01
ムエット上ではあまりわからず、肌の上に乗せるとフェロモンのように香り立ち「自分だけの香り」となる香水。香料で明かされているのはシダーウッドだけ。ブリサアラでは30mlは人気すぎて欠品中でした。 
個人的には、かなり好みど真ん中です。スキンフレグランスの一種だと思いますが、やわらかな丸みがあり、(ムエット上では)シダーウッドは材木系には転ばず心地よく感じる程度です。次回はぜひ肌に乗せたいと思います。 

 

◆escentric01
molecule01に個性を足した香り。T:ライム、ピンクペッパー、H:オリス、B:シダーウッド。ピンクペッパーのピリッとしたスパイシーさと、オリスのふんわりしたフローラルが同居しています。

 

◆molecule02
明かされている香料はアンブロキサンのみ。ムスク系。これもムエット上では非常にやわらかく香ります。肌に乗せて初めてわかる香りを放ちそう。 

 

◆escentric02
molecule02に個性を足した感じ。T:オリス、エルダーフラワー、H:ベチバー、B:アンブロキサン、muscone。トップはエルダーフラワーのフローラルを感じ、ムエットに残った香りは2時間経ってもフローラルでした。

 

◆molecule03
明かされている香料はベチバーのみ。一番メンズ寄りに感じました。

 

◆molecule04
グレープフルーツの香りで、メタリックな要素もあるとか。ムエット上では香りがあまりわからないmolecule01,02と比べ、トップははっきりとグレープフルーツでしたが、3時間後にムエットを嗅いでみるとだいぶ人肌っぽい匂いに変化していました。 

 

◆escentric04
molecule03に個性を足したもの。はっきりとグレープフルーツ+バルサムが感じられます。

 

<The Beautiful Mind Series>

女性の神性を帯びた知性と創造性を表現したのがビューティフルマインドシリーズ。赤青2色あります。

◆Beatiful Mind Vol.1(赤)

世界記憶力ランキングのグランドマスターであるChristiane Stenger(クリスティアーネ シュテンガー)にインスパイアされたもの。女性の「知性と想像」を表現。公式にはタヒチ産のティアレブロッサムのクリーミーな香り…とありますが、私はピンクペッパーを強く感じます。

◆Beatiful Mind Vol.2(青)

クラシックバレエ・ダンサー、Polina Semionova(ポリーナ セミオノワ)にインスパイアされた香り。女性の「精密と優雅」を表現。フルーティー・スモーキー・スパイシーとのことですが、端的に言ってお洒落なタイマッサージ屋の匂いがします。 

 

<総括>

実際に合成香料がどれだけ使われているのかはわかりませんが、「最上級の天然の香料をふんだんに使用し…」という、自然派をアピールしがちなメゾンフレグランスの世界にあって、真逆を行くようなスタイルが潔いと感じました。一番興味を持ったのがmolecule01で、人によって全く香り立ちが異なるそうなので次こそは肌に乗せるぞ!と意気込んでおります。

公式サイト:

Escentric Molecules 【エセントリック・モレキュールズ】

ブリサアラサイト:

五感を磨く、真の自分を見いだす、多彩なライフスタイルに寄り添う、新スタイルアポセカリー「ブリサアラ」