とある愛香家の日記

香水に対する偏愛ばかりを書き連ねております

Ambre Topkapi(Parfums MDCI)

Parfums MDCIから、Ambre Topkapiをご紹介します。

調香師はPierre Bourdonです。

 

Top: bergamot, grapefruit, pineapple, cardamom, cinnamon, ginger, thyme, absinth, lavender

Heart: jasmine, lily of the valley, violet

Bottom: oak foam, patchouli,vetiver, rosewood, sandalwood, raspberry, Darjeeling tea, amber, vanilla, musk

 

つけた瞬間の印象は、スーパークール。

ジンジャーのスパイシーさとともに、タイム、アブサン、ラベンダーがハーバルに香り立ちます。

ミドルに移ると、清涼感が強かったラベンダーに柔らかさが出てきて、その風に乗ってジャスミンやリリーオブザバレーが花開きます。

ラストは表層にラベンダー、下層にベース系の様々な香料が一体となって香ります。中でも白檀が感じられ、こんもりとした香りに包まれます。最後にはバニラとムスクが残ります。

 

タイトルにはアンバーとあるもののほとんど表立っては感じず、どちらかというとラベンダーが主役です。

メーカー公式サイトではメンズ香水に分類されてはいますが、女性が纏ったら(女性用香水にはラベンダーのものが少ないので)意外性があるかもしれません。香り自体に奇をてらったところはなく、まっすぐで王道を行くラベンダー香水という印象を受けました。胸板は厚めです。