とある愛香家の日記

香水に対する偏愛ばかりを書き連ねております

目次(Index)

この度は拙ブログにようこそお越しくださいました。Helenと申します。 このブログでは主に香水レビューを書いております。記事はメゾンごとにカテゴリーを分けており、不格好ではありますが、この記事を目次として使っていただければと思います。今後とも宜…

Fatih Sultan Mehmed(Fort & Manlé)

Fort & Manléはオーナー調香師Rasei Fortによるメルボルンのブランド。Raseiは独学で調香を学んだトルコ系の人。自身のルーツに基づく作品を多く作っており、Fatih Sultan Mehmedもそのひとつです。Manléはブランド初期の頃スケッチを描いてデザインをしてい…

ROSE31(LE LABO)

女性のシンボルとされるグラースの薔薇を男女関係なく纏えるフレグランスに、というのがコンセプト。男性にも、薔薇を。使われているのはセンティフォリアローズだそうです。 最初は思いっきりクミンが前に出ます。えっ、カ、カレー⁈⁈と思いきや、割りとすぐ…

EN PASSANT(FREDERIC MALLE)

オリヴィア・ジャコベッティ作。意味は「通りすがりに」。春、女性達がコットンのドレスに身を包み、陽に当たり肌を温めると、田舎にライラックの匂いでいっぱいの優しい風が吹く。 White lilac accord, Petit grain, Cucumber, Wheat absolute, White musk,…

B683(MARC-ANTOINE BARROIS)

フランスのクチュリエから出ている香水です。 B683は2人の若いデザイナーが出会った結果作られました。一人はクチュリエ、一人は調香師。彼らの子供時代の思い出が二人の距離を近づけました。エレガントなアタッシュケースや無傷のデスクブロッター(上に大判…

FILLE EN AIGUILLES(Serge Lutens)

日本語での名前は「松林の少女」。以前は50mlが13,000円ほどで買えたそうですが、現在は通常ラインから外れ、高級ラインGRATTE-CIELのひとつとして復活、しかし100ml290ユーロとはこれいかに。 「松葉。樹脂、陽の光、蝉と背の高い松の木々の陰。松葉が足を…

Erawan(Parfums Dusita)

2018年発表。 「Erawanはゾウの神様の名前。そしてタイにある滝の名前でもある。私は調香する時に、ゾウが熱帯雨林へ、滝へ向かって歩いていくのを想像します。」(ピサラ・ウマヴィジャニ) 昨年の夏、最初につけた時はトップノートにびっくりしました。え、…

Vaara(PENHALIGON’S)

2013年発表。 日中が50度を超えるジョードプルの街。そこでは家々が涼しさを演出するため多くの家が壁を青く塗っており、ブルーシティと呼ばれています。そこにはインド最後のマハラジャ、ウメイド・ガジ・シン2世が暮らしていて、ペンハリガンが彼のために…

Patagonia, Ett Hem(fueguia1833)

フエギア1833のパタゴニアとエットヘムを購入しました。 太古の森を恐竜が歩いている、というのがパタゴニアのイメージ。G20の際、ファーストレディからのオーダーがあり作ったものを調香師が気に入り、通常販売したもの。 KEY NOTE: 1.Austrocedrus 2.Arauc…

LA DOUCEUR DE SIAM(Parfums Dusita)

Parfums Dusitaはタイ人調香師Pissara 'Ploi' Umavijaniをオーナーとするブランドです。Dusitaとは楽園ーただの楽園ではなく、心の中で幸せを感じている時の楽園ーを意味します。ピサラさんの亡くなられたお父様Montri Umavijaniは詩人で、Dusitaの香水はお…

OPUS V(Amouage)

アムアージュは1983年にオマーンのスルタンによって設立されたブランドです。「世界一高級な香水のひとつ」とも言われています。オマーン特産のフランキンセンス(乳香)をよく使っていることでも知られています(Opus Vには使われていません)。 Opus VはLibrar…

CHELSEA FLOWERS(Bond No.9)

ボンド・ナンバーナインが作る香りは全てニューヨークの街へのオマージュ。ブランドの名前は、ニューヨークのNOHO地区にあるボンドストリートの9番地で誕生したことから。 英語版公式サイトによると… ミッションは2つ。パフューマリーを芸術品として位置付け…

Ambre Topkapi(Parfums MDCI)

Parfums MDCIから、Ambre Topkapiをご紹介します。 調香師はPierre Bourdonです。 Top: bergamot, grapefruit, pineapple, cardamom, cinnamon, ginger, thyme, absinth, lavender Heart: jasmine, lily of the valley, violet Bottom: oak foam, patchouli,…

SAVOY STEAM(PENHALIGON’S)

2017年発表のEDPです。 HEAD:チュニジア産ローズマリー、ピンクペッパー HEART:ローズ、ゼラニウムアブソリュート BASE:インセンス、ベンゾイン 香水を身に纏う時、小難しい顔をしていませんか?私は結構香りの正体を探りながら嗅ごうとしてしまうため、少し…

VETYVER(LE GALION)

元々は1968年に発表されたものを2015年に蘇らせた香水(EDP)です。元の調香師はPaul Vacherで、復刻はThomas Fontaineが担当しました。 ル ガリオンは1930年創業、1935年にPaul Vacherがオーナー就任、1936年にフローラルアルデヒドの香水「ソルティレージュ…

Tolu(Ormonde Jayne)

ペルー産のToluという樹脂を主軸にした香りです。 Top: Juniper Berry, Orange Blossom and Clary Sage Heart: Orchid, Moroccan Rose and Muguet Base: Tolu, Tonka Bean, Golden Frankincense and Amber 秋の森の中で、落ち葉の絨毯の上を歩いているような…

BRUMA(CIRE TRUDON)

CIRE TRUDONは1643年創業のフランスのキャンドルメーカーです。この度著名な調香師Antoine Li、Lyn Harris、Yann Vasnierを迎え、2017年に香水のコレクションTRUDONを発表しました(18世紀にも香水を売っていた時期はあったのだとか)。 クリエイティブディレ…

Ormonde Woman(Ormonde Jayne)

Ormonde Jayneはリンダ・ピルキントンがオーナーを務める2002年創業のイギリスのブランドです。南米、アフリカ、極東を旅し、そこで働いた経験をお持ちの方のようです。 Ormonde Jayneを作る際、真のエレガンスを決める要素ーイギリスの職人芸の品質、フラン…

L'Ile au Thé(Annick Goutal)

「お茶の島」と名付けられたイルオテは、カミーユ・グタールとイザベル・ドワイヤンが韓国の済州島を旅した際にインスピレーションを得て作られたフレグランス。深い青の海と、火山の間を渡る風。そこには茶畑が広がり、蜜柑も栽培されています。 以前ムエッ…

FLEUR DE PEAU(Diptyque)

ディプティックは1961年にDesmond Knox-Leet, Yves Coueslant, Christiane Gautrotの3人によって創業されました。最初はファブリックを売っていましたが、1963年に香り付きのキャンドルを発売、次第に事業をそちらにシフトしていきます。1968年には最初の香…

Un Coeur en Mai(Parfums MDCI)

Parfums MDCI (Marchal Design & Créations Indépendantes)はClaude Marchalによるフランスのブランドです。「良いフレグランスは産業よりも芸術であり、単なる商品ではなく、喜び、誇り、美の源であるべき」という哲学のもと、著名な調香師を招き、彼らに方…

ROSE PRIVÉE(L'Artisan Parfumeur)

パフューマリーの聖地、グラースを象徴する花「ローズ ドゥ メ(5月のバラ)」を称えるフレグランス。 ローズ ドゥ メは5月の初旬から約1ヶ月しか摘み取ることができないバラです。 トップ:グリーンマンダリン、バイオレットリーフ、バジル、ブラックカラン…

ODALISQUE(NICOLAÏ PARFUMEUR-CREATEUR)

NICOLAÏ PARFUMEUR-CREATEUR(パルファムドニコライ)は1989年に調香師Patricia de Nicolaïさん(女性)とその夫Jean-Louis Michauさんによって創業されました。当時は「調香師は男性がやるもの」という時代だったそうです。創業当初から「最高品質と完全なる創…

Huemul(fueguia1833)

「清らかなアンデス山脈を力強く走り抜ける、美しいゲルマジカのように…」 ゲルマジカは絶滅危惧種らしく、以下サイトのパタゴニア旅行記では「幻のゲルマジカ」と書かれています。写真も見られます↓ www.kaze-travel.co.jp いやーパタゴニア一回行ってみた…

ANOTHER13(LE LABO)

ルラボがイギリスの雑誌「アナザーマガジン」からの依頼を受けて作った香りです。 「アナザーマガジン」のチーフエディターであるジェファーソンハックと、パリの有名セレクトショップ「コレット」のサラとのコラボレーションで誕生しました。以前は「コレッ…

LES PARFUMS LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)

ルイ・ヴィトンの香水シリーズ、「LES PARFUMS LOUIS VUITTON」は旅がテーマとなっています。2016年9月、ブランドとしては70年ぶりにフレグランスを発表し、話題を呼びました。販売する店舗も限られ、発売当初は香水を見るために人が押し寄せたという話も聞い…

トラベルセドゥボスフォール(ラルチザン パフューム)

かつて「イスタンブールの空」と呼ばれていた作品(EDP)です。これは廃盤にはなっておらず、今も手に入ります。 調香師ベルトラン・ドゥショフールの今回の旅先は、トルコのイスタンブール。西洋と東洋が交差する場所。まるでスーク(市場)に迷い込んだような…

フルールドリアン(ラルチザン パフューム)

調香師ベルトラン・ドゥショフール御大が今回旅行したのは中米パナマの島。雨季の熱帯雨林に咲く、幻の花をイメージ。残念ながら廃盤です。 ・トップ:グアバの木の花(グリーン、フルーティーノート)、水の香り(オゾニックノート)・ミドル:つる植物の花…

フーアブサン(ラルチザン パフューム)

2006年発表のEDP。禁断の酒、アブサンをテーマにした香水です。アブサンはニガヨモギやアニス、ウイキョウなどのハーブやスパイスで作られるリキュールで、芸術家含め多数の中毒者を出したことから一時期禁止されるまでに至りました。(現在は幻覚をもたらす…

アルード(ラルチザン パフューム)

アラビア半島の砂漠における黄昏をイメージした香水。黄金やミルラを運ぶキャラバン、全てが金色に染まる夕暮れを表現した香り。 AL OUDは2009年発表のEDP。調香師はベルトラン・ドゥショフールです。最近はウードの香り大ブレイク中の感がありますが、2009…